競馬をはじめとするギャンブルは、ルールを守って楽しむぶんには優れた娯楽のひとつです。
しかし依存症のリスクが伴うことも事実であり、楽しむためにこそ「責任あるギャンブル」の考え方を知っておく必要があります。
このページでは依存症の見分け方、自己管理のためのツール、そして困ったときに頼れる相談窓口をまとめています。
責任あるギャンブルとはどういうことか
責任あるギャンブル(Responsible Gambling)とは、ギャンブルを娯楽として健全に楽しむための考え方・行動指針のことです。次の3つの原則が基本になります。
- 失っても生活に影響しない範囲の金額だけ使う
- 勝ちを当てにせず、あくまで娯楽費として割り切る
- 時間・金額・頻度を自分でコントロールできている状態を保つ
ブックメーカー競馬は世界中のレースにアクセスできる分、24時間いつでもベットできてしまいます。手軽さが依存リスクを高める側面もあるため、意識的にルールを設けることが大切です。
問題ギャンブルのサインをチェックする
以下の項目に複数当てはまる場合、ギャンブルとの向き合い方を見直すタイミングかもしれません。自分自身だけでなく、身近な人の様子を確認するためにも活用してください。
行動面のサイン
- 負けた分を取り返そうとしてさらにベットしてしまう(追いかけベット)
- 当初決めた予算を超えても止められない
- ギャンブルに使う時間が少しずつ増えている
- 競馬・ギャンブルのことが頭から離れず、他のことに集中できない
- 資金を確保するために借金や他の支出を削るようになっている
- 家族や友人に賭けの頻度や金額を隠すようになっている
心理面のサイン
- ギャンブルをしていないときに落ち着かない・イライラする
- ストレス発散や気分転換の手段としてギャンブルに頼るようになっている
- 「次こそは勝てる」「今日は流れが来ている」など非合理的な思考が増えている
- ギャンブルをやめようとしても自分ではコントロールできない
1〜2項目程度であれば注意のサインとして受け止め、自己管理ツールの活用を検討してください。多くの項目に当てはまる場合は、専門機関への相談をおすすめします。
ブックメーカーが提供する自己管理ツール
信頼できるブックメーカーは責任あるギャンブルのためのツールを標準で提供しています。アカウント設定やサポートページから利用できることがほとんどなので、積極的に活用しましょう。
入金限度額の設定
1日・1週間・1ヶ月ごとに入金できる上限額を設定できます。一度設定した上限の引き下げは即時反映されますが、引き上げには一定の待機期間(24〜72時間など)が設けられているサイトがほとんどです。まず自分の月間娯楽予算を決め、その範囲内に収まる金額を設定しておきましょう。
ベット限度額・損失限度額の設定
1回のベット金額の上限、または一定期間の損失金額の上限を設定できます。予算の上限に達した時点でそれ以上賭けられなくなるため、感情的な追いかけベットを物理的に防止できます。
利用時間・セッション時間の制限
1日あたりのログイン時間やベット時間に上限を設けられます。設定した時間に達すると自動的にセッションが終了します。「気づいたら何時間も経っていた」という状況を防ぐのに役立ちます。
クールオフ(一時利用停止)
24時間・48時間・1週間などの期間を選んで一時的にアカウントの利用を停止できます。「少し距離を置きたい」と感じたときにすぐ使える手段です。クールオフ中はログイン・入金・ベットができなくなります。
自己除外(長期利用停止)
6ヶ月・1年・5年・永久など、長期間にわたってアカウントを完全に停止する措置です。自己除外を申請するとプロモーションメールも停止され、同一人物による再登録を防ぐ仕組みが働きます。深刻な依存状態にある場合に有効な選択肢です。
現実確認(リアリティチェック)
一定時間ごとに「現在の利用時間」「本日の損益」などの情報をポップアップで表示する機能です。熱中しているときでも客観的な状況確認ができます。
主要ブックメーカーの自己管理ツール対応状況
| ツール | Stake | 1xBet | ウィリアムヒル | Sportsbet.io |
| 入金限度額 | ○ | ○ | ◎ | ○ |
| 損失限度額 | ○ | ○ | ◎ | ○ |
| セッション時間制限 | △ | ○ | ◎ | △ |
| クールオフ | ○ | ○ | ◎ | ○ |
| 自己除外 | ○ | ○ | ◎ | ○ |
| リアリティチェック | △ | △ | ◎ | △ |
◎:標準装備で充実 ○:基本機能あり △:限定的または要問い合わせ
健全にブックメーカー競馬を楽しむための基本ルール
依存症にならずに長く楽しむために、以下のルールを自分の中に持っておくことをおすすめします。
予算は「失っても構わない金額」だけ
生活費・家賃・貯蓄から切り離した純粋な娯楽費の範囲内でのみベットするのが鉄則です。「勝ったら生活費の足しにする」という発想を持ち込むと、負けたときに取り返そうとする思考につながりやすくなります。
負けを追いかけない
負けた後にすぐ取り返そうとするのは、ギャンブル依存に向かう最も典型的なパターンです。負けが出たらその日はやめる、という明確なルールを作っておきましょう。
勝ったときにも冷静でいる
大きく勝ったときほど「この調子で」と感じやすくなります。勝ち分の一部を出金してしまうのが手堅い方法です。残高がある限りベットし続けてしまう事態を防げます。
ギャンブル以外の楽しみを持つ
ギャンブルが唯一の娯楽・楽しみになってしまうと依存リスクが高まります。スポーツ・読書・趣味・人と会う機会など、ギャンブル以外の時間の使い方を意識的に作っておきましょう。
アルコール・疲労時はベットしない
判断力が落ちている状態でのベットは、普段より大きな金額を賭けてしまう・冷静なレース分析ができないなどのリスクがあります。疲れているとき・飲酒後はサイトを開かないルールを守りましょう。
困ったときに頼れる相談窓口
ギャンブルとの向き合い方に悩んでいるとき、一人で抱え込む必要はありません。日本国内には専門の相談機関があります。
国内の主な相談窓口
| 機関名 | 連絡先・概要 |
| 公益社団法人 ギャンブル依存症問題を考える会 | ウェブサイトから相談・自助グループ情報を提供。当事者・家族どちらも対象 |
| 全国ギャンブル依存症家族の会 | 家族向けの相談・情報提供。各地域での家族会も実施 |
| GA(ギャンブラーズ・アノニマス) | ギャンブル依存症の当事者による自助グループ。全国各地でミーティングを開催 |
| 各都道府県の精神保健福祉センター | 都道府県が設置する専門相談窓口。無料で相談可能 |
| 医療機関(精神科・依存症外来) | 依存症の診断・治療を専門とする医師による診療 |
「まだそこまでではない」と思っていても、気になる段階で相談するのが早期対処につながります。窓口への相談は問題を認めることではなく、自分を守るための行動です。
家族・周囲の方へ
身近な人のギャンブルが心配な場合も、上記の相談窓口を活用できます。家族向けの専門相談や自助グループもあるため、ひとりで悩まずに情報を集めてみてください。
未成年者の利用防止について
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- すべての正規ブックメーカーは登録・出金時に年齢確認(KYC)を実施しています
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